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2007.08.02 旅の支度
何となくのり気じゃなかった。

夏休みに入って、テニス部の合宿があってばたばたしていて、そのあとすぐに、しかも3週間も一人で海外に行くなんて恐ろしかったからなるべく考えないようにした。

母はそんな僕の気も知らず、あれやこれやと準備をしていた。

母は高校時代に留学したいと言った経験がある(らしい)。

父親(要するに僕のおじいちゃん)に、「どうせ女の子は嫁に出さなきゃならないのだから、少しでも家においておきたい」というおそろしく封建的な理由で却下されたのだ(そうだ)。

銀行で3週間分の学費と寮費を振り込み、押入れから大きなスーツケースを出してきてあれやこれやと楽しそうに詰めだした、まるで自分が留学するかのように・・・。

衣類や辞書(そんなもの使わないってば!)やガイドブック(すごい田舎だって聞いてるけど載ってるの?)の他、「ニュージーランドはイギリス系だからごはんは期待出来ないよ」とおやつを詰め、「文房具は日本が最高だから」とペンやノートを詰め、鼻炎アレルギーの僕のために街でもらって貯めこんでいたポケットティッシュをスーツケースの隙間に入るだけ詰め込んだ。

そして有楽町のJALプラザに連れて行かれ飛行機の切符を受け取った。
当時は今のようにe-ticketではなく、通常自宅に郵送してくれるのだが、ずっと満席でやっと取れたので直接受け取りに行ったのだ。

何でも共同運送で座席数が少ない中で、さらに無料航空券用の座席は何席もないとの事だ。
夏休み期間中で、しかもアメリカなどと違い、ニュージーランドの航空券は高いのでJALカードで買い物をしてマイルを貯めた無料航空券を使ったのだった。
(母はこの日からマイルを貯めることに命をかけるようになり、何でもかんでもカードで払うようになる。)

そのあとJALプラザでクイックショナリーという不思議なペンを買ってもらった。これはわからない単語をなぞると、日本語の意味が出てきておまけに発音もしてくれるのだ。

僕より上の世代の人は「学力低下だ」、と嘆くと思うが、僕は紙の辞書が引けない。
アルファベットの配列が頭に入っていないので、とんでもなく時間がかかる。おまけに学校で発音記号を習ってないので読めないのだ。

その後もずっと辞書をひく機会のなかった僕は、大学で選択している第2外国語(フランス語)の辞書もきれいなままだ。

それから、よく中学校ママとランチするとかいう母のお気に入りのイタリアンレストラン(量が少なかった!)で食事をし、ニュージーランド銀行でトラベラーズチェックを作った。

途中、「ちょっと付き合って」と言われ、何軒もお店を廻って腰が痛くなった。
早く帰りたくて、地下鉄の駅の階段を降りようとしたら、「そこは営団の駅、ちがうよ。」だって。
(おんなじ街にいくつも駅があるってキウイが知ったらどう思うだろう?)
僕は混んだところは苦手だ人ごみの中にいるだけで疲れる。

そして翌日成田空港に向かった。



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